インタビュー
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- 模型班
模型班では、製品の図面に基づき、製造工程全体の方案設計や模型設計を行っています。3D-CAD/CAMによって製品や模型の3Dモデルを起こし、発泡模型加工に必要なNCプログラムの作成、また製造工程の作業指示書を作成して、鋳物づくりをトータルに指揮・進行します。
私たちの仕事は分担することが難しく、模型班に所属する5名は、いったん図面を渡されたら、方案、CAD/CAM、作業指示書の作成、製造現場での確認など、製品の完成までそれぞれが責任を持ってやり遂げます。入社1年余りの渡辺君も、藤野君たち先輩と同様に、製造工程全体に関わる多様な業務を網羅して取り組んでもらっています。まだわからないことが多いと思いますが、ぐんぐん成長しています。今後はより難しい製品も担当し、スキルアップしていってほしいですね。期待しています。
私が入社して14年ほどの間に、模型班の作業環境や使用するシステムは目覚ましく進化しました。今は部下をサポートし育てる立場ではありますが、自分自身まだまだと思うこともあり、みんなと共に成長し続けたいと思います。模型班は1人ひとりが鋳物の製造工程の全てを背負うことになります。やる気のある人、そして前向きな人なら、きっと活躍できると思います。
鋳物をどのように作っていくのか、自分の考えを模型や製造工程に反映させることができるのが模型班の仕事の楽しさです。入社して8年ほどですが、今もわからないこと、覚えなくてはならないことが多くあります。班長がコミュニケーションしやすい雰囲気を作ってくださっているので、わからないことは聞きやすく助かっています。
方案設計や作業指示書の作成では、考えて迷って、また考えて…と本当に考えることが果てしなくあります。過去の製造情報やデータなども参照して自分なりに決断しますが、なかなか難しいです。でも過去に類似品がない製品を完成できたときなど、大きな達成感を味わえます。単純作業を続けるような仕事にはない楽しさが確かにあると感じます。
日々の業務で気をつけているのは、指示が現場にきちんと伝わるように、作業指示書は簡潔でわかりやすい言葉で書くこと。また体を動かすことをいとわずに現場へ足を運び、作業を見て確認することも大切にしています。現場で何かトラブルが起きた場合、現場の方と協力して解決したり、複雑な修正が必要であれば工程を止める判断をすることもあります。責任は重いですが、その分やりがいも大きいこの仕事にぜひチャレンジしてほしいです。
鋳造は未知の分野でしたが、前職で図面を見てCADを使い仕事をしていたので、その経験が生かせると考え笹谷工業への入社を決めました。入社から1年余り経って感じるのは、毎日同じ作業が続くことがなく、常に緊張感を保っていないとミスにつながってしまうということ。一方で新しい製品に取り組むたびに、新しい気づきが得られます。まだまだ先輩たちに教わってばかりの毎日で、失敗もいろいろ…。失敗したときは経験豊富な先輩たちの修正力やサポートに助けられつつ、そこから学ぶことも多くあります。
新人といえども、ひとつの製品の製造工程に責任を負っているので、疑問点はすぐに相談し、作業の状況は細やかにきちんと報告するなど、班長や先輩方とは本当によく話します。また模型班の中だけでなく、たとえば造型について、造型班の方々は私よりもはるかに専門知識が豊かなので、造型の現場へ行って教えてもらうことなどよくあります。笹谷工業は、こうした部署を超えた社員同士のコミュニケーションもしやすいと思います。
自分が方案や模型を設計した製品ができあがったときは本当にうれしいです。今は目の前のことで精一杯ですが、まずはミスなく仕事ができるようになりたいですね。