インタビュー
- 技術部
- 品質保証課
- 検査班
検査班は、笹谷工業の製品の品質を守る“最後の砦(とりで)”と言えます。製品の外観・表面に割れや欠損がないか、内部の状態は健全か。寸法については、アーム型3Dスキャナやレーザートラッカーを使い、複雑な形状の製品や大型製品も精度の高い測定を行い、確かな品質の製品の出荷に努めています。製品の塗装や梱包、出荷作業も担当し、全ての業務に細心の注意をはらってお客様のもとへ製品を送り出します。万一不具合の見逃しなどがあると、会社の信用を揺るがす問題になりかねません。常に責任の重大さを意識しています。
かつて検査員は経験のあるベテランにしか務まらないとされましたが、現在は先端的な測定機器やPCを使いこなして若手も活躍できる仕事になってきています。ただ機器が進化しても、検査の基礎的な知識を知っておくことは重要で、その点はしっかり伝えていこうと思います。藤元君はわからないことをそのままにせず質問してくれます。それは成長するために大事なこと。疑問を解決しながら多くのことを吸収してほしいです。人材は会社の成長の基本だと思います。私がめざすのは笹谷の今後を担える検査員の育成です。自分に限界をつくらず、どんなことにもチャレンジする人を歓迎します。
私は工業高校出身で元々ものづくりが好きだったこともあり、笹谷工業への転職を決めました。入社してまず鋳型づくりの現場で研修した後、検査班に配属されました。まだ入社して間もないですが、笹谷工業の皆さんは気さくで優しい方ばかりだと感じます。おかげですぐに会社になじむことができました。私は少々引っ込み思案で(笑)、実は人に質問するのは苦手なのですが、何かと話しやすい雰囲気の職場なので、わからないことは気軽に聞いています。こうしたコミュニケーションのしやすさは、笹谷の魅力のひとつだと思います。
自分は検査員としては、正直まだまだです。細かい形状の製品などは、まず図面を読むことさえ難しいのが現実です。でもそうした検査が難しい製品で不具合を発見し、問題を解決して出荷できたときは本当にうれしいです。班長はじめ先輩は皆さん検査のエキスパートなので、その背中を追いかけてさまざまなことを学び、いずれは検査の技能検定にも挑戦してスキルアップしていきたいです。笹谷ではお客様のニーズに応じて新たな製品を製造しています。同じものを作り続けるということがなく、ものづくりが好きな人にとっては、とてもやりがいのある会社ではないでしょうか。